華子
この記事は私が高校生だった頃に体験したお話です。
とあるチャットルームで知り合った腐男子に告白された体験談を書こうと思います。
一見うまくいくように思えた二人だったけど…
もしよかったら最後まで読んで頂けると嬉しいです。
腐男子ネット友達との出会い
高校生だった頃、私はあるチャットルームを通して趣味が同じで腐男子だったAくんと知り合います。
Aくんは私の一つ年上で、年が近くて話しやすかったのを覚えています。
私は腐女子で、所謂「BL」が好きでした。
Aくんも同じく腐男子だった。
Aくんとは好きなBLのジャンルが同じですぐ仲良くなれたし、年も近かったのでいつしか、趣味の話だけではなくプライベートな話もするようになった。
Aくんは物腰も柔らかくて文面でのやり取りだったけど、同じ学校にいるめちゃくちゃ幼稚な男子とは違い、とても落ち着いていた印象をもった。
なので私はかなりAくんに好印象を持っていたのを覚えています。
チャットからメールを交換する仲に
そして、やり取りはチャットを通してしかやっていなかったけど、私とAくんはいつしかお互いの個人メールを交換するほどの仲になりました。
この頃になるとAくんを完全に信用しきっていた私はお互いに自分たちの住所や家電の番号を教えあっていた。
犯罪の視点から今考えるとゾッとする行だったけど、その当時は完全にAくんを信頼してた。
そして、学校やプライベートな話をするうちに私たちはお互い口にはしなかったけど、それぞれ相手のことが好きになっていったと思う。
そんなある日、私は思わぬ形でAくんから告白をうけました。
教えていた住所にAくんから同人誌付きで手紙が届いたのです。
内容は私へのラブレターだった。
すごくうれしかったけど、同封されていた同人誌がこれまで話し合ってきたお互いの好きなジャンルとはかけ離れていたハードな内容だったのでびっくりした。
露呈していくネット友達の本性
受け取った手紙はうれしかったけど、同封されていた同人誌の意図がわからず、困惑する私。
ぶっちゃけ、私の趣向とはかけ離れているハードな調教ものでした。
私はほのぼのした作風のBLが好きだったし、Aくんもそれを知っているはず。
なにより、AくんともほのぼのしたBLが好きだという事で仲良くなった訳です。
私はすごく困惑しましたが、告白の返事をしようとその日の夜にAくんにメールをしました。
私「お手紙ありがとう。すごくうれしかったよ。」
Aくん「良かった。改めて、僕と付き合ってほしいです。それと、本はどうだった?」
私「その事なんだけど、本は私の趣味じゃなくて…正直困ったよ。(笑)」
Aくん「そうなんだ、ごめん(笑)けど、僕、私ちゃんとその漫画に書かれていた内容と同じことをしたいな(笑)」
…は?
私はものすごく困惑しました。
というか、ゾッとした。
今までのAくんは紳士的でそういったセクハラまがいの事は一切してこなかったからです。
本に書かれていた内容はハードな調教ものだったのでそれと同じことをしたいと言われめちゃくちゃ気持ち悪かったのを覚えてる。
ガチで鳥肌が立った。
豹変するネット友達
あの送り付けられた調教同人誌の件以来、私はAくんにメールを返信しなくなった。
同人誌の内容とあわせて最高に気持ち悪かったからです。
しかし、Aくんからはそんなことはお構いなしに授業の合間だったり、昼休みだったり、放課後だったり、1日に何度も何度もメールが来ました。
Aくん「今日何してんの?」
「あの本最後まで読んだ?」
「私ちゃんとはあの本の〇〇ページと同じことを特にしたいな(笑)」
「ちなみに今日の下着は何色?」
「私ちゃん胸のサイズは?」
とか、とにかく最高に気持ち悪かった。
あまりにも耐えられなかったのでメールは着信拒否。
そして、私は告白の返事を手紙に書いて、送り付けられた気持ち悪い同人誌と一緒に送り返してやりました。
結構怒りに任せて強い文面を書いた気がする。
Aくんからはまた荷物が届いたけど、見もせず破棄しちゃった。
そんな感じで、私とAくんとはそれきりだけど、久しぶりにAくんと出会ったチャットルームを覗いた時にハンドルネームは変わっていましたが、文面がAくんに似ていた人物を発見しました。
その人は腐男子と名乗っていてまた女の子に絡んでいるようだった。
Aくんだったらこの人は本当に懲りないなと思ってチャットルームを閉じました。
今考えるとAくんは私とは趣向が合わなかったけど、他にAくんの趣向と合う人もいると思うのでそんな人と出会えるといいなと思いました。
私に求めたことも喜ぶ人間が中にはいるかもしれません。
ただ、まだ純粋だった私にあんなものを送り付けてきたのはいまだに許してないけど。(笑)
本当にめっちゃ気持ち悪かったんだよ。
私の話はこれで以上です。
あんまり面白くないかもしれませんが…。
最後まで読んでくれてありがとうございました。