ひろき
約8年ほど前のことですが、私がネットで知り合った女性と仲良くなり色んなことを話すようになってから、突然始まった猛プッシュ。
こんな子と出会えたことはラッキーだと最初は思いましたが、まさかの展開になっていきました。
ぜひ読んでみてください。
ドキドキから始まった初めてのチャット
ネットでの出会いはそうそう上手くいかないものだと思っていた私は、やめられずにオンラインでの異性とのやり取りを楽しむため、そしてあわよくば会えるように続けてネットサーフィンを続けました。
ネット友達は関係が深くなる経験もなく、大して期待もしないでやる暇つぶしのような位置付けだったのです。
反応が来た
不特定の人にメッセージを送ったりしながら期待せずに待っていました。
あまり本気の出会いを求めるような方だと色々と面倒なことになるのも怖いので、あくまで友達募集や、飲み仲間募集といった感じのノリの方に送っていました。
そんな感じで期待せず待機していると、2人の女性から反応がありました。
その反応の文面でいつも判断して、なんか飲みを奢らせて終わりとかかなというような人や、話が弾まなそうな人を見極めていました。
その2人とやりとりを続けていきました。
内1人の方とのやりとりが楽しくて、もう1人の方からのレスを受け取るとどこかガッカリしてしまうような感じでした。
メインの楽しみになってしまっていた
それからいつもやりとりをする中で、お互いに少しプライベートな内容も話すことが増えていきました。
私もオンライン上のやりとりでこんなに気持ちが弾んだことがなく、気がつくとその子からの返事が待ち遠しくなってしまって、他のことが手につかなくなっていったのです。
そんな自分に気が付きながらも、こんな出会いも良いもんだとまんざらではない感じでした。
夜の時間はお互いに時間があるため、よくやりとりをするようになったのですが、そのうち電話番号を交換して直接話すようになりました。
電話から聞こえてくる彼女の声はなんとも明るくて、でも決して煩くなく、なんか弾けるような感じでその電話で私はさらに彼女に興味を持つようになっていきました。
そう、のめり込みました。
直接会おう
彼女とやりとりし始めて3週間程経った時、思いきって彼女に飲みにいかないか聞いてみました。
結構な勇気を振り絞り聞いた結果、彼女は行きたいと快諾してくれたので、本当に舞い上がってしまい、まるで新しい恋が始まったかのような思いにモヤモヤしながらも楽しみに待ちました。
連絡をとった翌週末に会う約束をしていたので、美容室に行き、一軍の服を揃えて楽しみにしていました。
こんな子と話せるならキャバクラなんか絶対に行かなくて良いと思うほど話が楽しい子でした。
そして当日。
実は見た目もどうなのか分からない状態で会うので、相手の見た目も気になっていましたが、自分がどう見られるのかも緊張していました。
そして街中の待ち合わせ場所にて、教えてもらった服装の子を探し続けました。
スッと1人の女性が見えました。
記憶している服装とドンピシャの子で直ぐにわかり、声をかけました。
思っていたよりも可愛く、なんとも出会ってしまったと思っていました。
そして飲みにいったのです。
楽しく飲んでから
彼女との時間は飲んでいる間も最高に楽しい時間でした。
凄く時間が経つのも早く、別れを惜しむ思いだったのですが、彼女がやたらと布団の話をし始めるのです。
私としては、大して興味もないようなことで、別の話題に変えたかったのですが、布団にこだわりがあるとのことで頷きながら彼女の話を聞いていました。
「あんまり布団の話してるとなんか悶々するな」とふざけた感じで言ったのですが、本当に彼女の勧める布団は違うと言うのです。
寝てみないと分からないと言い返すと、「家に来ても良いよ」と。
私の体を考えてぜひかってほしいと突然商売の話が出てきたのです。
いやいやそれは無理だとのらりくらりと逃げていると、買ってくれるなら一緒に寝ても良いよと言われました。
値段は16万円だというのです。
一気に私の目は冷静になってしまいました。
バックにヤバイ組織がいるんだろうか。
この様子すら誰か録画したりして、弱みにつけ込んだりするんだろうかと心配になりました。
最後は私が飲み代を支払い別れました。
布団代に比べれば安かったと思います。
それ以降一度だけ彼女から連絡が来ましたが、スルーをし、彼女とは一度も連絡をとっていません。