ゆめ吉
この記事は約3年前の話で、ネットで繋がった男性と知り合い、怪しい食事会に誘われた話です。
ビジネスの入り口ってなかなか気づかないものですが、私も当時気づけませんでした。
よければ、最後まで見ていただけるとありがたいです。
ネット友達に誘われた食事会
約3年前、あるサイトで出会った異性のネット友達。
見た目はイマドキな感じで少し身長が低かったけど、イケメンの男性でした。
ラインでのやりとりをする間に、実際に飲みに行こう!という話になり、
互いの仕事終わりに何度か食事に行くほど、親密になりました。
彼とは恋愛感情とまではいかなかったですが、友達以上恋人未満のような
お互いに何でも話せる関係でした。
年齢も1つ上で、居心地の良い男性だったのです。
今、思い返してみると彼の口からたまに出る「ビジネス」とか少し怪しい感じはありました。
しかし私は彼の発言をそこまで気にしていませんでしたし、何よりも信用していました。
複数での食事会に誘われた
ある夜、大阪の心斎橋で私と彼は一緒に飲んでいました。
すると急に彼が、今日は近くで飲み会があるらしいから来ない?と言われ
ちょっと怪しいな、と思いつつ着いていきました。
今考えると「異業種交流会」のような、多少怪しい会ですね(笑)
もちろんそこには私の知らない人ばかりで、お店には15人ほど座っていました。
私はなぜか彼とは遠い席に座りました。でも、たまには職業や年齢も違う人たちと交流するのもいいのかな、とあまり深く考えずお酒を飲み始めました。
私は正面に座っていたのは男性で、少し年配の方でした。
今考えれば、その席に私を座らせたのも全て作戦だったかもしれません(泣)
怪しい商売は、始めは気づかない
お酒を飲み進め、その正面に座っていた男性と話し始めました。
私は自分が会社勤めをしていることなどを、話しました。
(もう、その時からビジネス勧誘の話が始まっていたんですね。)
普通の会社員だった私は、給料もすごく良いわけはなかったので
「その会社にいててもずっと同じ給料でしょ?」
みたいなことを言われました。
確かにその男性の言っていることが間違っているわけではないので素直に納得しました。
話していくうちに少しずつ興味が沸いてきて、もっと話を聞きたいと思うようになりました。
その男性は、複数の仕事をしているそうで車の部品の会社やそれ以外の仕事もしてるよ、という風に少し濁した感じでいいました。
そこまで不信感を抱いていませんでしたが、彼の発言に気になる点も多々ありました。
「お金は勝手に入ってくる。」
「稼げるようなシステムを作っている。」
「もし気になったらもっと話してあげるけど…」
その時の私は、何もしていなくてもお金が入ってくるのはスゴイ!と思ってしまい、男性の話を食い入るように聞いていました。
そして後日、〇〇日いける?と会う約束を取り付けてしまったのです。
その男性についに会ってしまった
当日、おしゃれなイタリアンのお店で待ち合わせしました。
きっとそこでビジネスの話をするのが定番なのでしょう。
2階のテーブル席に案内され、飲み物を注文し、初めは何気ない会話をしながら普通に食事を楽しんでいました。
単純に私はお金は入ってくる話が聞けるんだ!と思ってしまい、ワクワクしていました。(そんな上手い話ないんですけどね…汗)
1時間程して、近くのビルの1室を借りているからそこで話そうと言われ移動しました。(怪しさプンプンします。笑)
部屋の中に入ると、イスが置かれていて前にはホワイトボードがありました。
私は心の中で、「何が始まるんだ!?」という気持ちでいっぱいでした。
案の定、その男性が先生という立ち位置で、ホワイトボードを使ってねずみ講の商売を私に説明してきたのです!
私はいてもたってもいられなくなり、「ちょっと電話がきたので…」と言いその場から立ち去ったのです(泣)
悔しい気持ちでいっぱいでしたが、同時に騙された自分にも情けなくて完全に酔いも冷め帰宅しました。
今、考えれば突っ込みどころ満載だったし、私も友達も悪気があって誘ったわけではないと思いますが…
ネットで知り合う人は気を付けないとな、と改めて感じる思い出でした。