たっくん
この話は、少し昔になるのですが、私が、19歳の社会人2年目に突入したころの話になります。
当時の私が、まだまだ若くSNSを使って、友達の輪を広げていた時に、一人の女性とネットで知り合い、お互い惹かれ合っていった時の事です。
ネット友達の一人女性との初めてのメッセージ
私は、現在30代前半ですが、19歳になったころにSNSを通じて、 一人の女性と知り合いました。
彼女の名前は、『みーたん』仮名。
私は、高校卒業して、就職をした為、当時、社会人”二年目”でした。
その頃の私は、社会人になりお給料をいただき始めた事もあり、行動範囲は広くなり、趣味なども増え、友人関係、幅広くお付き合いをさせていただいていました。
その多くが、SNSを使用して輪を広げ、いわゆる『ネット友達』から始まるお付き合い。
ある時に、一人の女性からSNSを通じてメッセージを受信。
『プロフィールを拝見しました。趣味が合いそうなので、仲良くしてください。』
SNSではよくあるメッセージだ。
私は、相手のプロフィールを閲覧しました。
名前はー・・・『みーたん』
「かわいい名前だなー」と私は思い、そのまま、プロフィールも拝見。
プロフィールには、
○○に住む、大卒で社会人1年目です。
趣味は、スノボー・音楽、映画鑑賞・ドライブ。
私の当時の3歳年上の女性でした。
趣味が合いそうなので、メッセージを返信。
それから、毎日のようにメッセージ交換するようになっていきました。
徐々に惹かれ合っていく二人
始めの頃は、お互いの事や、毎日の出来事など、普通のネット友達となんちゃ変わらない内容でメッセージ交換をしていたのですが、数週間が過ぎ、二人は、恋人のような存在になり始めていた。
彼女からは、
「会っていないけど、好きになってきた」
など、積極的なメッセージを送られていたし、私も、
「いつかは会いたいね」
などを言うようになっていました。
当時、私は、彼女と知り合う前に失恋をしたばかりだったので、彼女に対して、恋愛感情を抱いていた。
・・・
「彼女は、どんな女性なんだろう」
「どこに住んでいるんだろう」
「会いたいと言ったら、会ってくれるのだろうか」
・・・
感情がヒートアップしていき、自分でもびっくりするほど、彼女の事を好きになっていた。
デートのお誘い
彼女とのメッセージ交換は、一日に5~10件はしていて、もうほぼ彼氏、彼女の域でした。
そんなある日、彼女から、
「私たち、メッセージ交換始めて、もうどれくらい経つかな?
たっくんが良ければ、会って話がしたいな」
来たーーーーーーー!!w
年上という事もあり、自分から言い出せていなかった私でしたが、彼女からお誘いのメッセージ。
興奮しすぎて、自分では気づかなったのですが、会社の同僚から
「たっくん、なんかいいことあった?
顔がニヤケて気持ち悪いw」
と言われました。
即、返信。
予定を合わせて、会う事になりました。
彼女は、車で、1時間半ほどの所に住んでいる事がわかり、当日私が、彼女を迎えに行く事に。
緊張のあまりに、行きの道中にスピードの出し過ぎで、危ない目に遭いそうになったのを覚えています。
待ち合わせ場所にいたのは
彼女の家の近所の駅前にて待ち合わせをしました。
私の車の色を教えていたので、駅前で停車していたら、先に彼女のほうが自分に気付くだろうと思い、
(ドタキャンもありうるな・・・・)
しかし、ミラー越しに近づいてくる一人の女性の姿が確認できる。
よく見ると・・・
「んっ?!」
車の窓越しに見える女性。おそるおそる、社内をのぞき込んできているので、窓を開けると、
「たっくんですか?」
やはりそうか。
彼女です。
そこに立っているのは、大卒社会人1年目には到底見えない、
(中年の40代後半のおばちゃん・・・)
鯖を読んでいたようです。
私は、ショックのあまりに泣きそうになりましたが、ここまで来たのだから、デートをしようと思い、彼女を車に乗せました。
その車内での、さらなる仰天ニュースが。
「嘘ついていてごめんね。
私、年齢鯖読んでいただけではなくて、実は、『シングルマザーの子持ち』なんだ」
「なんですと~・・・?!」
思わず、突っ込んでしまいそうになる発言に言葉がでませんでした。
彼女は、そのあと、車内でしきりに手を握ってきたり、顔を寄せてきたりとカップルのような行動をしてきました。
私は、彼女の機嫌を損ねない様に、合わせていましたが、彼女が、
「どっかゆっくり出来るとこ行きたいから、家来ない?」
と誘われた際には、
「喰われる・・・危」
と思い、
「始めて会ったから、家には行けない」
と丁重にお断りし、駅前に送り届けました。
それから、彼女から来たメッセージに返信していません。
私は、少し、人間不信になりました。
気を付けよう、ネットユーザー。