みちこ
この記事は私が大学生のときの話。
とあるアプリで出会った25歳の男性との物語。
孤独な女子大生の私と、社会人の男性。
このふたりの出会いと別れについて。
ふたりのひとときの思い出をぜひ覗いてみてください。
ネット友達との出会い
当時大学2年生、19歳だった私はとあるお絵描きアプリで25歳の男性と知り合いました。
そのアプリはマッチングした人と一対一でお絵描きをして遊べるというもので、簡単にLINEなどの連絡先を交換することができました。
大学内に友達もあまりいなかった私は、私に興味を持ってくれる男性とLINEでお話できて癒されていたんです!
それに、うまく大学に馴染めずに逃げ出したいような気持ちでもあったんです。
その男性と授業中もLINEをするほどでした。
少しずつ仲良くなっていき、通話もするようになりました。
「大学ではどんなことをしているの?」
「どんなことが趣味なの?」
とか、最初は普通の会話をしていたんだけど、
「彼氏はいるの?」
「エッチしたことあるの?」
という感じで、2人の距離がどんどん近くなっていきました。
僕がエッチを教えてあげる
いつものように電話をしていたある日、
「エッチしたことがないなら僕が教えてあげるよ」
と言われました。
私は恥ずかしくなって、
「え?どういうこと?」
と聞き返したら、
「電話しながらエッチするんだよ」
とのこと。
ウブな私は世の中ではそんなことしている人がいるのか、とびっくり。
でも、不思議と嫌ではなかったんです。
電話で指示された通りに、自分の体を触っていきました。
「恥ずかしがらないで、もっと声を出していいんだよ」
と言われて、少しずつ自分を解放していったんです。
初めての体験にドキドキしながらも、私はどんどん気持ち良くなっていきました。
私のお家にお誘いすることに
「今度会ってみない?」
と言われ、電話だけでは物足りなくなっていた私はOKしました。
私の最寄り駅で待ち合わせをして実際に会うことに。
ネット友達と会うのが初めてだし、年上の男性ということもあって心臓が飛び出そうなほどに緊張していた私。
お相手の第一印象はとても優しそうな雰囲気で、背も高くかっこよかったんです!
私のドキドキは更に高まりました。
私の家に着いてからは、おしゃべりをしたりしてゆっくりするのも束の間、あぐらをかいている彼の上にまたがるような形で、私は彼に抱きつきました。
「意外と積極的なんだね」
と言われて少し恥ずかしくなったけれど、孤独が満たされていくような感覚にうっとりとした気分でした。
それから2人は見つめ合ってキスをして、とてもロマンチックなムードに!
シングルベッドで一緒に寝ることに
夜も遅くなって寝る時間に。
彼は
「何もしないから隣で寝かせて」
と言いました。
2人は横に並んでベッドに入ったのだけど、何もしないと言われたことに少し寂しくなってしまって、
「ハグしてもいい?」
と私。
そのまま彼に抱きつき、キスをして、彼は少しずつ私の体に触れていきました。
とろけてしましそうな感覚を味わいながら、どんどん気持ちが高ぶっていって止められなかったんです。
服をどんどん脱がされて、彼の一部が私の奥に入り込もうとした瞬間に、初めて感じる種類の痛みと気持ち良さが同時に私を包みました。
彼の手で触れられた体の感覚が数日間残っていて、授業中にふと思い出しては感じてしまうほどだったんです。
切ないお別れ
次の日駅まで彼を送りました。
最後にバイバイと手を振って彼の顔を見ると、気まずそうな表情をしていました。
私はまた彼に会いたいと思っていたんだけど、その後も連絡を取るなかで彼は少しずつ私と距離を置こうとしているのが分かって、私から連絡を取ることはなくなってしまったんです。
ほんの少しの間でも私の孤独を救ってくれた彼は、今どうしているんだろう…と時々考えてしまうのです。