ネット友達だった彼と、会って2回目でエッチしてしまった大雨の夜

チエ

はじめまして、30代独身のチエです。
私は、結婚がしたくて某相談所に高額な登録料を支払い、婚活に励んでいました。
ネット友達なんて敬遠していた私が、婚活を捨ててすぐに出会ったコウジとの出会い。
私を変えたのは、コウジの優しさと大雨でした。

婚活に励んでいた私

仕事ばかりしていた私が、意を決して某相談所に登録したのは友人の紹介でした。
彼女は登録してそこで婚活をし、相手を見つけて結婚したのですが、経緯を聞いていたら私にも出来るかなと興味が湧いて、担当者を紹介してもらったのが始まりです。

ちょうど1年前くらいのこと。
担当者も気さくでサバサバした女性でもあり、気軽な気持ちでスタートしました。
色々とシステムがあったのですが、俗にいうお見合い形式、ネット検索で合致した者同士の外での待ち合わせ、パーティー形式など、その時に出来ることをこなして、回数を重ねていきました。

でも、出会う相手は写真詐欺かと思うような人や、以前の女性が忘れられないと断ってくる人、パーティーの常連さんなど、頑張った割には成果も得られず、悶々とした日々。
もういっそのこと辞めてしまおうと休会したり、思い返して再開したりを繰り返していました。

そしてある日のこと。
結婚ばかりに目を向けているのではなく、趣味などを見つけて友達感覚で相手を探してみようかなという気持ちになったので、サッパリと相談所を退会してしまいました。
そこで始まったのが、ネットの出会いです。

初めてできたネット友達

タイミングとはよく言ったもので、友人と話をしていた時に、それならとすすめられたのがTinderというサイトでした。

彼女もそこで相手を見つけて楽しくやっているとのこと。
気軽だし料金もかからないので、飲み友達を探すような感覚ではじめてみました。
そこには色んな男性がいて、あからさまに既婚者だけどセフレを探してますと断言している人や、外国人で何を書いているのかわからない人、国籍も雰囲気も、多種多様な面々のオンパレードだったのです。

彼に出会った

そして、そこでコウジとの出会いを果たすことになったのです。

色んな人と会話をした結果、会ったのはコウジだけでした。
細身メガネみたいな写真アイコンで、文章のやりとりも私の好みに合う男性。

はじめのうちは朝と晩など、ある程度間をあけていたのが、毎日の通勤電車の中や帰宅した後など、次第に感覚が短くなり、気付けばしょっちゅうメッセージのやり取りをしていました。
そして自然と、会ってみようという話になったのです。

ネット友達と実際会ってみたら

私の周りでは、身内も友達も、わりとネットで知り合って結婚までしています。
最初は拒絶反応を示していた私ですが、ネットがますます身近なものとなり、次第にそういった感覚も持たなくなっていました。
そして、写真アイコンしか知らなかったコウジと初めて会ったのです。

コウジは、気さくで話やすく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
そして今度はコウジおすすめのお店でという約束をして別れました。

その後のメッセージのやりとりは、待ち遠しくて楽しくて、気付けばそればかり考えていた私。
次の約束が待ち遠しくて仕方ありませんでした。

大雨洪水警報が私とコウジを結びつけた夜

なんとなく、その後の約束をしないまま、日々のメッセージ交換をしていたのですが、その日は大雨との予報が出ており、早めに帰宅したのを覚えています。
どんどん雨風が強くなって、1人で部屋にいるのが何となく心細くなっていたその時、コウジからのメッセージが。
「すごい雨だね。そっちは大丈夫?」

この一言をきっかけに、私はコウジに会いたくなり、大雨の中コウジは車を走らせて会いに来たのでした。
家にあげる訳にも行かずそのままドライブする雰囲気になったので、思い出話をしながらずっと高速を走ったり、車を停めて休憩しながら楽しく過ぎていく時間。
次第に夜は深まっていき、会いたいと私から言い出した手前、帰りたいとも言えず、ただ時間が過ぎていきました。

停めている車には雨の音が静かに響いて、車のライトが無数に通り過ぎて行きます。
なんとなく会話が途切れて、コウジの顔を見つめてしまったまま、目がそらせなくなったその時、コウジからのキス。
そのまま、車の中でエッチしてしまいました。

そんな経験は生まれて初めてでしたが、すごくロマンチックで素敵な夜でした。
ネット友達だったコウジが、友達を越えたきっかけは、あの日の大雨です。