匿名希望
私がアプリで出会ったネット友達の話をします。
私は26歳、港区の広告会社で働くOLです。
年収2000万のサラリーマンとマッチングアプリで意気投合、その後もSNSでネット友達として頻繁にやりとりをしていたのですが、年収2000万のまさかの正体にのちのち気づくこととなるのです。
ネット友達との出会い
ネット友達との出会いはマッチングアプリのpairsでした。
その当時は本気で出会いを探していたのですが、ふと目に入ったのは「年収2000万」。
印象はすらっとしていてとてもさわやかな男性。
プロフィールには普通のサラリーマンと書かれていましたが、このスペックに惹かれ、やり取りを開始したのです。
私「マッチありがとうございます!よろしくお願いします!」
彼「こちらこそ!さくらさんは何か趣味はありますか?」
私「今はヘイデイというアプリにすごくはまっていて、1日2時間くらいやってます(笑)」
彼「えっ!!!俺もやってます!!まじで!!」
このようなきっかけでお互いの趣味であるヘイデイゲームの話で意気投合。
そこからはアプリを介さずネット友達としてSNSで頻繁に連絡を取り合っていました。
ネット友達との日常
彼「小麦なくなったから売ってほしい!」
私「今お店に出すね!私代わりにリンゴ売ってほしい」
このようなゲーム内での話もしつつ、
彼「今日もお疲れ様!仕事どうだった?」
私「今日も疲れた~!今ビールで自分を癒してる(笑)」
こんなたわいもない会話ができる彼の存在はとても心地が良かったのです。
もはやマッチングアプリで出会った年収2000万の男性ということは頭から抜けており、ネットで出会ったゲームを一緒に楽しむ友達という扱いになっていました。
そんな日常にある日変化が起こったのです。
ネット友達とリアルで会うことに
彼「さくらちゃんさ、今度会って一緒にゲームしない?」
それはまさかのお誘いでした。
ヘイデイは個人ゲームで、SNSでやりとりするだけで十分成り立つのです。
お誘い頂けるって、異性として見てもらっているのかも・・?
年収2000万の男性に・・!
共通の趣味から惹かれあう、こういう自然な出会いって最高じゃない?!そんなことを思いました。
私「えー!お誘い嬉しい!是非!」
彼「よかった!じゃあ、○日の○時に恵比寿でどうかな?」
私「恵比寿おしゃれ・・!大丈夫です、楽しみにしてるね!」
恵比寿というお洒落ワードに高まる私、そして迎えた当日。
私「もしかして、彼さん?」
彼「おー!はじめまして!今までずっとやり取りしてたからなんか今更感だけど(笑)」
私「ねっ(笑)でも写真よりイケてるね!(笑)」
彼「それ良く言われる~(笑)」
そんなやりとりをしながらカフェに入り、ゲームをしました。
やはりゲームは個人プレイでしたが、会話を実際にしながらゲームをするというのもまたいいものです。
そして3時間ほどゲームをしたあとでしょうか、
彼「さくらちゃんこの後も空いてる?お腹すかない?」
私「めっちゃすいた!いこ!」
そのまま夜ご飯を食べる流れになったのです。
そして夜ご飯を食べながら、今まで一切触れてこなかった年収の話を切り出してみたのです。
予想もしていなかった年収2000万の正体
私「彼さんさ、気になってたこと聞いてもいい?」
彼「なにー?」
私「年収2000万ってやばくない?サラリーマンだよね?」
彼「うん、でもね、サラリーマンの給料は500万くらいだよ。本当普通の会社!」
私「えっじゃあ残りの稼ぎは?副業的な?」
彼「うーん、まあそうだね、個人事業主的な扱いになるのかなぁ」
私「そんなに稼げる副業あるの?すごいね!!私もやりたい!」
彼「さくらちゃんにはちょっと難しいかもしれないなぁー」
私「やっぱり結構専門知識とか使う系?頭良くないとできない?」
彼「専門知識は無くてもいいけど、頭の回転は多少早くないとだめかな、喋りが大切になるからね」
私「喋り?講演したり説明したりするの?」
彼「違うな~、・・・俺さ、実は歌舞伎町でホストやってるんだよね」
私「えっ??!!まじで?!はっ?!」
それはまさかの衝撃的な告白でした。
ホストを実際に見たのも初めてでしたが、意外とお店にいなければ普通の見た目なんですね。
私「びっくりしすぎた、けどホストの話聞きたい(笑)」
彼「大丈夫営業とかはしないから(笑)
これからも変わらずゲーム友達でいてください!」
私「かしこまりました!」
この後も特に営業されることもなく、今でもゲーム友達の関係は続いています。
「年収2000万のサラリーマン」、確かにこれは嘘ではありません。
ただ、正式に言えば「年収2000万のサラリーマン(そのうち1500万はホスト業)」ですが。