コミュニティサイトを使ったきっかけ
41歳で、それまで、勤めていた会社を辞め、一人暮らしを始めた私は、1日、誰とも話をしない日が何日も続いた日がありました。
そんな時、私は、「友達が欲しい」と無性に思いました。
しかし、私は、実は足が不自由で、遠くまで出かけることができませんでした。
普通の人なら、電車やバスを乗り継いで、少し遠くの都市部まで、出かけることは簡単だと思いますが、私にはそれができないのです。
そこで、インターネットを使って、友達探しをしました。
ネットには、いろいろな友達探しのサイトがありました、例えば、ジモティーのようなものです。
その中で、私の目にとまったのは、「ご近所さんを探せ」というコミュニティサイトでした。
ご近所さんを探せに登録した理由
数あるコミュニティサイトの中から、私がなぜ、「ご近所さんを探せ」に登録したかと言うと、それは、ご近所さんを探せの中に、「広島カラオケサークル募集」という項目があったからです。
私は、カラオケサークルに入会したいと思っていました。
東京や大阪などの大都市には、カラオケサークルは、たくさんありました。
しかし、広島に限定すると、カラオケサークルは、すごく少なく、メッセージを送ってみても、現在は活動していないとか、既に、活動を終えたカラオケサークルがほとんどでした。
でも、ご近所さんを探せのコミュニティサイトでは、実際に、今も活動しているカラオケサークルがあったことが、私がご近所さんを探せに登録してみようと思った一番の理由です。
「ご近所さんを探せ」に登録すると、なぜか男性から多数のメールが届くようになった
こうして、ご近所さんを探せに登録した私ですが、カラオケサークルの管理者に連絡すると、活動は、年に2回しか行ってないとのことで、月に1回ぐらいは、カラオケに行きたいと思っていた私にとっては、期待はずれな結果となりました。
その一方で、ご近所さんに登録すると、その日に、男性から、「メールの交換しませんか」などのメールが、1日に何通も届くようになりました。
ご近所さんを探せって、出会い系サイトなの?と、私は思いました。
それでも、友達がどうしても欲しかった私は、数多く届いた男性からのメールの中で、「この人なら、メッセージの交換をしてみてもいいかも」と思う男性に、返事を返しました。
私がメッセージのやり取りをしたのは、5人の男性です。
5人の男性とは、サイトでのメッセージ交換を離れ、メールアドレスを教え合い、個人的にメールの交換をするようになりました。
5人の男性のうち、3人は、メールのやり取りをしていく中で、自然に連絡が取れなくなり、自然消滅の形になっていきました。
「会えませんか?」と言われたので、私が「私は足が不自由なのですよ」と、自分の体の状況を伝えると、それが嫌だったのか、メールが来なくなる男性も、中には、いました。
私が足が不自由なことを伝えても、「会ってみたい」と言ってくれたのが、初めてできたネット友達です。
その男性は、36歳で、建設会社にお勤めとのことでした。
その男性も、カラオケが好きということで、そのことで私と彼は、意気投合。
「一度、カラオケに行ってみたいね」とカラオケに行く約束をしました。
初めて出来たネット友達とカラオケデート
36歳のカラオケ好き男性と会う約束をした私は、私が住んでいる地域の最寄りの駅で、待ち合わせしました。
彼が車で来ても、バスや電車を使って来てもいいように、最寄り駅で、待ち合わせをしたのです。
彼は、車で来てくれました。
都合のいいことに、最寄り駅の徒歩3分のところに、シダックスというカラオケ屋さんがありました。
私と彼は、すぐに、カラオケボックスに入りました。
2人とも、昼食がまだだったので、カラオケボックスの中で、食べるものを注文しました。その時、食べたのは、チャーハンと鳥の唐揚げや、フライドポテトのセットです。
飲み物は、彼がコーラ、私がオレンジジュースを注文しました。
シダックスでは、食べ物の持ち込みが禁止ですので、すべて、カラオケボックスのメニューを注文しました。
時間は、フリータイムもできたのですが、2人だけだったので、フリータイムにはせずに、2時間の指定にしました。
彼とは初対面でしたが、彼がとても優しかったので、話が途切れることはありませんでした。
彼は、カラオケ好きということもあって、歌がすごく上手でした。
彼は、ミスチルや、SMAP、ブルーハーツなど、様々なジャンルの歌を歌ってくれました。
私は、彼があまりにも歌が上手なので、びっくりしたし、感動もしました。
私は、ミスチルが大好きなので、ミスチルのシーソーゲームや、花火などの歌をリクエストしました。
彼は、私のリクエストに応えてくれました。
私は、「歳がばれるかな」と思いながらも、80年代アイドルの中山美穂さんや、小泉今日子さん、ドリカムの歌などを歌いました。
2人だったので、相手の歌をじっくり落ち着いて聞く暇はなく、すぐに、自分の歌を歌を入れなければいけなかったのが少ししんどかったですが、それでも、とても楽しい時間が過ごせました。
帰り、「今度は友達と一緒に来ようね」と約束しました。
それからしばらくして、彼から、「ホストの友達を連れて行く」と連絡がありました。
しかし、私は、ホストという職業の人が苦手なので、彼の誘いを断りました。
それ以降、彼とはメル友です。
ちなみに、「ご近所さんを探せ」というサイトは2018/9/28に閉鎖しました。