SNSを通じて知り合った歳上女性のネット友達と仲良くなった結果

こんにちは、26歳未婚男性のあひるです。

この記事は今から4年前某ファッション系SNSを通じて知り合った5つ歳上女性との思い出を綴ります。

普通に過ごしていれば出会うことのなかった生まれも育ちも年も違う二人の話。

お楽しみいただけると幸いです。

26歳未婚男性のあひる

きっかけは

5~6年ほど前、僕は当時ファッションへの関心が高く、その時期に流行っていたファッション系SNSアプリWEARにはまっていました。

WEARとは男女問わずユーザが自身のコーディネート投稿しそれにコメントやいいね、フォローという機能を使いコミュニケーションをとっていく。
フォローすることで自分のタイムラインにはお気に入りの人物のコーディネート投稿が表示され自分の服装の参考にするといった具合のアプリです。

その為、似た好みの人・センスが近い人同士がフォローし合う事が多くコメントなどやり取りするユーザー同士が毎回同じになりやすく自然と仲が良くなりやすい状況があります。

例にも漏れず、僕も何名か頻繁にコメントし合う仲良くして貰ってる方がいらっしゃりそこで今回の話の5歳年上の女性とも知り会いました。

ネットの世界への不信感

僕は当時から今もネット社会への不信感を抱いています。
やはりニュースになるのはネット社会の弊害や怖い事件ばかりですし、いくらネットの中で仲が良くても所詮は素性の知らない赤の他人でありネット友達という方々にもどこか芸能人に対す感覚が近いものがあります。

例えば有名女優・俳優さんをテレビで一目見て本気で恋に落ち、会いたい・会える、付き合いたい・付き合えると思う方はまずいらっしゃらないですよね?

有名女優さんが結婚したという報道の際に

「くそっ!俺狙ってたのに!」

なんて本気で思う方は非常に変わった感性の持ち主では無いでしょうか?

まさに僕にとって芸能人も一般人も画面の向こう側の人は皆一様に同じ感覚があるので何処かで線を引きそれ以上踏み込んでこられると嫌悪感を感じるほどネットの世界に信用がありません。

そんな僕にネット友達が

次期にWEARのみでなく、TwitterやInstagramのアカウントなどと連動をしていた為、仲良くなった方とは次第にWEARを介さず絡むようになりました。

ではなぜそこまでWEARに夢中になれ信用ができたのか。
そこには容姿が見えるという事が理由として大きくありました。

ほぼ毎日のように新たのコーディネートを投稿することは本人ではなければ難しいことだと思いますし目に見えて好みが近いなどの共通点がありなぜか僕にとってのハードルは低く楽しむ事ができました。

ネットから徐々に

何気なく携帯をいじっているとある日突然見慣れない通知が届きました。

開くとそれはtwitterのDMで

「やっほー今何してる?」

との文字。

それはアイコンなどからWEARで仲良くして貰っていた5歳年上の女性の方からだとすぐに気がつきました。

リプでの絡みは多かったもののDMはほとんど使っていなかった為疑いセンサーが発動しましたが、しばらくやり取りをするうちに警戒心は解けLINEを交換することになりと徐々にネットの中の人からリアルの友達に近づいていきました。

ついにリアルに

長らくこまめに連絡を取り合ってる中で住まいが隣の県同士だという事が分かるなど次第に仲が良くなってきたある日、

僕「富士急ハイランドって行ったことないんだよねー」

女性「え!めっちゃ楽しいよ!じゃあ連れていってあげるよー!一緒に行く?」

僕「えっ!?」

という会話から実際に会うことになりました。

実際に会ったことはないけどWEARで姿を見たことはある、実際に会ったことはないけどLINEで声は聞いたことあるし、やり取りでどんな人かもわかる。

というネット友達なのかリアルの友達なのかよくわから無い状態でしたがなぜか信頼できると思い実際に会う約束をしました。

初めての連続

初めて富士急ハイランドに行けることになったという喜びと。
初めてネットで知り合った人と実際に会うという不安。

日を追うごとに後者の不安の部分がどんどんと大きくなってきました。

なぜなら富士急に行ったことない僕ではなく彼女が計画を立ててくれることになり僕はその通りに現地に向かうことになっていたので何か仕掛けられたら僕は一巻の終わりです(笑)

せっかく県外まで来るんだからという事で週末2日間一緒に遊ぶ約束をしており、彼女いわく週末の昼間は富士急までの道のりが混み合うから前乗りして金曜の夜集合と言われていました。

待ち合わせ場所に行ったらものすごく怖い人がいたらどうしようという緊張感と会ったことない人と一緒に富士急ハイランドに行く人見知りによる緊張。

ましてや初めてネットで知り合った人に会うわけで変な緊張感の中約束の場所に向かいました。

待ち合わせ場所の駅に着くとお互い姿を見た事があるだけにすぐに相手に気がつきました。
初対面なのに通話で声は知っていて、すぐにいろんな話もでき見た目も別に鮮度がないなんだか変な感じで緊張はすぐに解けました。

予期せぬ事!いや予期できた?

夜のうちに富士急ハイランド近くまで車で向かいビジネスホテルに一泊してから朝一で楽しもうということになり富士急ハイランド付近のホテルを車で目指しました。

車中も普段やり取りしているような話をしながらホテルへ到着荷物を運んだり準備をしていると彼女がチェックインを済ませて僕の元へやってきました。

部屋へ向かうと

彼女「ごめん週末で混んでて一部屋しか取れなかったんだ。あとベッドも小さくてごめんね」

と言われ一部屋にも驚きでしたがベットがツインではなく一個。
しかもキング・クイーンではなくセミダブルのサイズ

彼女「あとこれはい。」

と手紙を渡されました。

そこには半年ぐらい電話やLINEでのやり取りの思い出が綴られており。
最後に好きですと書かれていました。

ちょうど手紙を読み終わったぐらいのとき

彼女「そういう事なんだけどおんなじ部屋でもいいかな」

と言われ僕達は付き合うことになりました。
翌日の富士急ハイランドなんてどうでもよくなるぐらいの出来事でした。

僕は連絡を取り合っていた当初失恋により落ち込んでおり励まされたりしていました。

正直そんな彼女に少し好意を抱いておりましたが、ネット友達を100%信用してはおらず付き合いたいとまでは思っていませんでした。
まさに気持ちと脳が別の方向に向いており、実際に会うことで好きと認識出来たのでした。

最後にちょっといい話

翌日カップルとして富士急ハイランドを楽しみ、さらにその翌日には贅沢な食べ歩きをし遠距離恋愛がスタートしました。
1年半の遠距離恋愛後、2年半の同棲を経て今年その彼女と籍を入れることになりました。

SNSなどネットの世界で知り合った人は彼女たった一人ですし今もネットでの出会いに対してはあの時と変わらないスタンスのままです。
そのため出会いは推奨しませんし危険だと思います。

しかしネットの世界がなければ育ってきた場所も歳も離れている彼女とは一生接点がなかったと思います。

ただ疑ってばかりだった世界にもこんな素敵な出会いがるんだなぁと感じるわけで、自分の尺度だけで可能性を狭めることはしなくてもいいのかもしれませんね。