ネット友達の紳士な男性に友達から聞いた恋愛テクニックを駆使した結果

へんじぇる

こんにちは、20代女性のへんじぇるです。
ちょうど去年、ラグビーワールドカップ期間中の出来事。
ネットで、紳士なイギリス人の男性と知り合いました。
わたしは、友達に聞いた恋愛テクニックを彼に試してみることに…。
紳士な彼を落とせたのか?
彼との関係はどうなったのか?
お楽しみください。

チャットルームを使ったきっかけ

半年間、付き合っていた彼氏に振られたんです。
それも突然。

うまくいっていたと思っていたのに、しかも振られた前日もデートしたのに、いきなりラインが来ました。
「ごめんね、別れよう。」

理由を聞きたいから、一回話し合えないかと聞くと、
「会わないほうがお互いにとっていい」
との一点張りで、わたしもあきらめました。

その数日間、理由がわからないままもやもやして過ごし、むしゃくしゃしてました。
元カレなんて忘れよう、他に男の人はたくさんいるよね」
と、自分に言い聞かせながらネットで「free chat」と検索。

検索結果の上位にある、掲示板のようなチャットルームで見ず知らずの人と話して、振られた心の傷を癒してました。

わたしは英語で話すのが好きだったので、そのチャットでも外国人と話していました。
ですが、いきなりセクハラのようなことを話す人ばかりで即ブロック。
そんな中、礼儀正しく話しかけてくれた人がいたんです。

彼とネット友達に

セクハラのような発言は一切なく、くだけた英語のスラングも全く使わないイギリス人。
「イギリス人=紳士」というステレオタイプがぴったり当てはまるような彼でした。

ちょうどそのころ日本でラグビーワールドカップが開催されていたので、ラグビー好きの彼は日本人のわたしに話しかけたといっていました。
わたしも家でラグビー観戦していたので、すぐに意気投合。
連絡先も、彼なら信頼できるかもと思い、交換。

初めて会ってから10日ほどで、彼とメッセージでやりとりしながら、一緒に試合観戦するほどの仲に。
気づけば、毎日メッセージを送りあうくらいのネット友達になっていました。

ちょうどそのころ、女友達と恋バナをしていたんです。
男友達の多い彼女はわたしよりモテるので、何気なく
「どうやって男の子を落としてるの?」
と聞くと、恋愛テクニックを教えてくれました。

それは、楽しい雰囲気を出しながら焦らし続けること。

例えば、男性から
「こんど遊びに行かない?」
と言われたら、彼女は
「楽しそう!」
とポジティブな返答をし続けるのですが、決して「行く!」というイエスと断言しないんです。

わたしはその恋愛テクニックを興味本位で試したくなったんです。
元カレと別れたばかりで、彼氏はしばらくはいいかなと思っていました。
イギリス人の彼と恋人とまではいかなくても、もっと仲良くなれたらいいな、くらいの気持ちでした。

まさかネット友達と恋人関係にならないだろうと思ったので、彼に恋愛テクニックを使ってみることにしました。

恋愛テクニックを駆使した結果

ラグビー観戦を一緒にしながらも、彼とは毎日メッセージを送りあっていました。
ときどきささいな写真を送ることも。

紳士な彼はわたしのことを
「優しいね!」
「日本の文化でこれを言ったら失礼になるかな…でも、君は本当に美しいと思う
と褒めてくれるように。

そんなとき、あの恋愛テクニックを使いました。
いつもならわたしは
「あなたもいい人だよ!」
「わたしもかっこいいと思う!」
と答えるところを、ぐっと我慢して
「ありがとう、それを聞いてうれしい」
と言いました。

だんだん、イギリスのすてきな景色を送られるように。
それを見たわたしが
「すごくきれい!」

すると彼は
「イギリスにおいでよ!」

ここでの返答も、「行きたい!」というところですが、
「行けたら楽しそう!」
わたしなりに断言せずぼやかしていました。

すると毎日のやりとりで、
「I like you. (好きだよ)」
と言われることが多くなり、彼の好意を感じ始めました。

そんなときも、もうちょっと焦らして
「ありがとう、嬉しい」
と返事をし、わたしからは絶対に「わたしも好き」とは言いませんでした。

でも、本当はそのころから、わたしも彼のことを気になり始めていたんです。

ある日、彼からメッセージが届きました。
「今、友達とパブにいるんだ。
ビールを何杯か飲んでる!」
と、明らかに酔っている様子。

それを電車の中で見たわたしは、思わず彼の次のメッセージに息をのみました。
「I love you.(愛してる)」

海外では「I love you.」という言葉は大事な言葉で、真剣に愛している人にしか使いません。
初めてその言葉を使うのには、慎重になります。

わたしが聞いた話では、あるカップルは彼氏から「I love you.」と初めて言われたのに、付き合い始めてから2年かかったそう。
それくらい、大切な言葉なんです。
もちろんわたしも彼が酔った勢いで言ったんだろうな、と思い、いつものように
「本当?そういってくれて幸せ!」
と返事し、「I love you too.(私も)」とは言いませんでした。

でも、その日はずっと彼の言葉が気になっていて頭から離れず、いつの間にかわたしも彼のことを好きだと気づくように…。
数日後、いつものようにメッセージをしていると彼が

「僕がこれを言うのは少し早いかもしれないし、自分勝手だとは思っている。
でも、君を愛してる。君の彼氏として、真剣に交際したい。
僕たち、幸せなカップルになると思うよ。」

と言ってくれたんです。

さすがにわたしも恋愛テクニックを使わず、彼に対して本音を伝えるべきだな、と思いました。
「わたしも愛してる。
あなたの彼女になりたい。」

彼とわたしの今の関係

それから、わたしにはもう彼に恋愛テクニックを使う必要はありませんでした。
毎日、「I love you.」を何度も言い合って、素直にお互いの愛情を伝えあっているから。

よく電話や、ビデオ通話をして、わたしたちの関係は深まるばかり。
クリスマスや誕生日にはプレゼントを送りあいました。

知り合ってしばらくたちますが、一度もケンカすることなくラブラブな毎日です。
今は、彼が日本にわたしに会いに来てくれる計画をたてたり、将来イギリスで一緒に住むことを考えています。