りょった
この記事は今から1年ほど前の話。
よくツイッターにリプやDMをくれていた(自称)女子大生との話を書きます。
当時妻に不満だらけだったおれ。
女子大生ファンからの誘いに乗ってしまうのか?
よかったらおれのストーリー見てください。
YOUTUBEファンからのDM
いきなり自慢みたいな話になるけど、おれは学生時代から女性にもてた。
歌に自信があったので路上ライブをすれば女性ファンがたくさんあつまって、ファンの女の子にもよく誘われた。
ヒモみたいに衣食住の面倒を見てくれる女の子もいたし、体だけの関係の女の子もいた。
そんなおれも学校を卒業してからはまじめに仕事をし、業務上の取引先で出会った女性とまじめに恋愛をして、結婚した。
その頃は、
「おれもさんざん遊んだし、これで普通の夫、パパになって幸せな家庭を築くんだ」
と思っていた。
けど、結婚して3年も経つ頃から、どうも嫁がおれに対して上から目線なのが気になるようになって、家の中で気分が悪くなることが多くなった。
例えば嫁から
「あんたが皿を洗うとどうしてこんなに回りがべちゃべちゃになるの」
とか
「あんたが冷蔵庫に手をいれるとぐっちゃぐちゃになるから触らないで」
とかいった具合に言われるんだ。
最初は我慢してたけど、だんだんとすごいムカつくようになって、家にいる時間も自分の部屋に閉じこもることが多くなった。
自分の部屋にいる時間が多くなったおれはYOUTUBEチャンネルをツイッターと連動させて始めてみることにした。
流行りの歌を歌ったり、飲みながらのライブ放送なんてのをやっているとだんだんとファンがつくようになって、ツイッターでDMをくれる可愛いプロフィール写真の女性のネット友達もできた。
当時、嫁に辟易していたおれはカナから
「りょったさん、すごいタイプです。
冗談じゃなくてほんとに会いたいです!」
ってDM来たときは結婚してることなんか忘れてすげえ嬉しかったんだ。
カナからのアプローチ
カナはおれも知ってる地元の私立大学に通う女子大生らしかった。
DM自体は嬉しかったが、おれも結婚をしている身。
ツイッターでもYOUTUBEでも結婚していることは言っていたし、隠すことはできないからカナに対しても
「めちゃくちゃ嬉しいけど、おれ結婚してるよ?」
って正直に言った。
カナは
「とにかく一度会いたいんです。
りょったさんみたいに100%自分のタイプの人、出会ったことないです。」
とアプローチが強い。
初めのうちはおれも理性をたもっていたが、カナからは2日に一度は連絡が来る。
カナからのメールは押しつけがましくない。
すごくおれにやさしいんだ。
「お仕事お疲れ様」
「疲れているなら癒してあげたいなあ」
みたいな具合に。
また時々胸の谷間のアップなんかも送ってくるようになっていた。
おれの理性はぐらぐらに揺らいでいた。
嫁の妊娠
カナと連絡を取り始めて3か月くらいたったころ、相変わらず嫁の態度に不満のあったおれは酔った勢いでカナにテレビ電話をかけた。
カナはすぐに電話に出た。
ちょっとびっくりしていたけど、おれから電話があったことがとてもうれしいらしくてそれがものすごく可愛かった。
脳みそと下半身にドカン!と衝撃が走った。
正直に言うと抱きたくてたまらねえと思った。
おれが
「カナんち遊びにいってもいいかな?」
と聞くと、カナは
「いつ来る??
今日でもいいよ!」
と言ってくれた。
おれの中の男が叫んでた。
それから2週間ほど後のある日、珍しく嫁がおれの部屋に来て
「ちょっと話したいことがある」
と言った。
おれがリビングのソファに座ると嫁は
「あんたさ、お父さんになる覚悟ある??」
と切り出した。
おれは脳天がぶんなぐられたような衝撃を受けた。
YOUTUBEもツイッターもアカウントを消した
それからおれは嫁の通院にはほぼ毎回付き添ったし、つわりのときは食べたいものを買ってきたし、皿を洗うときは周りを汚さないように気を付けた。
嫁のお腹が大きくなってくることがうれしかったし、胎動が愛おしかった。
おれの恥ずべき記憶は、YOUTUBEとツイッターのアカウントごと消した。
あのタイミングで嫁が妊娠してくれて、おれはギリギリ踏みとどまれて本当によかった。