コールオブデューティモダンウォーフェア2で出来た初めてのネット友達

ネット友達との出会い

初めてのネット友達は、コールオブデューティモダンウォーフェア2という人気戦争FPSゲームのプレイ中に出会いました。

そのゲームはプレイステーション3でプレイしており、そのネット友達の方と出会った時は音声でのチャット機能を使って、自分の声を垂れ流してプレイしていました。

始まりは、ネット友達となる方が私に暴言を吐いたことからです。

第一声が、「おめー弱すぎだろ!」という乱暴極まりない言葉でした。

その方の名前はあいりといい、当時女子高校生で私も男子高校生でした。

私はしばらくびっくりして黙っていたのですが、明らかに女子だとわかるような高い声で罵倒された為、とても頭にきて、

「うるせー!おまえこそそんなに良い記録出してねーじゃんか!」

と言い返してしまったのです。

これがいけなかったのですが、そこから私たち2人はゲームをプレイしているのに、お互いを罵倒することに集中するという不毛な戦いを始めるのでした。

仲直り

とても汚くて子供っぽい言葉を浴びせあった後、私たちはその口論に終わりがないと察して、プライベートルームという一対一で対決できるゲームルームに移動して、サシでケリをつけることにしました。

彼女は、女子にも関わらずとてもゲームが上手く、正直やる前から勝てる気はあまりしなかったのですが、いざやってみるとほぼほぼ互角の実力でした。

そして、口論に決着をつけるという名目で始めたプライベートマッチでは、2人がなぜかすごく盛り上がっていたのです。

言葉での罵倒ではなく、純粋に対決を楽しんでいました。

2人でゲームをしているうちに、私はある事実に気がつきました。

「おれ、女の子と喋ってる、、、」と。

私は、それまでの学生時代で女子と手を繋いだこともなければ、まともに会話の際に目も合わせる事も出来ないような超地味な男子高校生だったのです。

ですから、本当に当時はその状況が未知でした。

ゲームに夢中になっていた時はまだ良かったのですが、急に我に帰り相手が女子だったことに気がつくと、私はいてもたってもいられず、黙ってしまいました。

そして、黙ったことで相手のあいりさんも違和感を感じたのか、「どうした?」と聞いてきました。

私は顔が真っ赤になりました。

そして、そこからは何も言わずにフレンド申請のメールだけ送ってプレイステーション3の電源を消してしまいました。

なぜそんな行動をしたのか、今ではまったく覚えていませんし、理解が出来ません。

楽しい日々

あいりさんと出会ってからの毎日はとても楽しかったです。

どちらとも高校生なので、勉強や部活などの話もよく合うし、彼女は私と違って活発で元気な子だったので、余計普段とはちがう人種の人と一緒に遊べて楽しかったのだと思います。

そこからは、コールオブデューティだけでなく、マインクラフトやグランドセフトオートなどの当時流行っていたゲームも一緒に遊んだりしました。

とにかくあいりさんとゲームすることが楽しくて楽しくて仕方がなくって、お互いが学校をわざわざ仮病と親に嘘をついてまで一緒に遊んでいました。

また、そうやって一緒にゲームをしていくうちに、彼女の事についてもっと知りたくなってきてしまいました。

彼女に会ってみたいという考えさえ頭の中にはありました。

実際にあいりさんに「オフ会として会ってみない?」と誘った事もありましたが、その時はあいりさんは勉強が忙しいからといって断わられてしまいました。

そして、そんな楽しい毎日にもやがて終わりが来るのです。

悲しい別れ

あいりさんの家庭では、ゲームは基本してもいいが、テストで赤点を取ったり学校を休みがちになるようならゲームをやめさせるために取り上げるという決まりがあったみたいなのです。

彼女は、勉強が終わった後私と夜遅くまでマインクラフトを毎日のように取り組んでいましたから、体調不良になって学校を休むことも多かったみたいなのです。

そんな生活を繰り返していた為、母親からゲームを取り上げると宣告された!と彼女は私にも言ってきました。

僕は、その時強がって「ふーん?」とか言ってしまい、彼女はふてくされたような態度でした。

そして、遂に彼女はプレイステーション3にログインしなくなってしまいました。

私は、孤独で寂しかったです。
もう人生終わりなのかと思いました。

しかし、彼女がいなくなってから一週間くらい経った時にふいに彼女がログインしたとの通知が来たのです!
私は嬉しいのなんのって舞い上がりました。

すぐに一緒にゲームをしました。
まるで小学生のようにキャッキャ言いながら、それはそれは楽しいゲームでした。

そして、社会人として自立した今でも、彼女とはたまにゲームをする仲です。

ネットで友達を作りたいなら、まずは好きなゲームで探してみることをオススメします。
そして、音声がダイレクト伝わる音声チャットなら、メッセージを打つ手間も省けるし便利です。

是非試してみてはいかがでしょうか。