ネット友達になった保険セールスレディがしつこく保険を勧めてきた話

ネット友達になった保険セールスレディがしつこく保険を勧めてきた話

新一

こんにちは、20代独身の新一です。

この話は、SNS『Twitter』で募集して一緒に任天堂のTPS『スプラトゥーン2』を楽しんだネット友達が、保険のセールスレディで、しつこく保険を売りつけてきた話です。

保険は病歴など知られたくない個人情報も預けるもの。
信頼できる相手でないと契約したくないものですが、この女性はなかなかの押しの強さでした。
この記事を読んで、勧誘の台詞と彼女の押しの強さを知ってもらえれば、少しばかりのリスク管理の助けとなるかもしれません。

ツイッターでスプラトゥーン仲間を募集

僕はゲームが趣味で様々な作品をプレイしています。
オンラインのゲームでは、ツイッターでプレイヤーを募って、プレイすることもしばしば。

今回は任天堂の『スプラトゥーン2』の仲間を集めた時に出会った女性の話です。

ボイスチャットをやりながらスプラトゥーン2をやりたかった僕と一人のネット友達は、まずツイッターで呼びかけました。

「スプラトゥーン2のガチマッチご一緒してくれる方募集します!
ディスコードでボイチャ有」

ディスコードというのは、ゲーマーの中ではよく使われているボイスチャットアプリですね。

しばらくするとその女性(Iさんと呼びます)から連絡きました!

「スプラトゥーン2ぜひお願いします?。ランクは〇〇です!」

ディスコードのIDを教えあい、いざ試合へ!
このIさん、スプラトゥーン2の腕前はなかなかのもので、スナイパー(ゲーム内ではチャージャー)をメイン武器にガンガン敵を射抜いていきます。

「Iさんすげぇ…」
僕らは崇拝の眼差しでIさんを讃えました。

「長くやってるから」
とIさんは謙遜。

僕らは後日また共闘することを約束して、その日のプレイを終えました。

Iさんが正体を表し始める

その後、何日かスプラトゥーン2を毎日楽しみ、Iさんとの親交も深まってきました
少しずつゲーム中に世間話をし始めます。

Iさんは仕事の愚痴を語りたいらしく、
「営業まじ大変!」
と漏らしていました。

仕事の鬱憤を晴らすように、今日も敵を射抜いていくIさん。
なるほど、現実世界への怒りが、ゲームの腕を向上させているんですね。

「新一くんって何歳?」
「えっと、20代ですよ」
「若いんだね?」

ゲーム中、不意に年齢を聞かれてちょっと面食らう僕
嘘をつく意味もないんですが、ネット友達だとちょっと身構えますよね。

「結婚してないよね?」
「してたらこんなに毎日ゲームできませんよ笑」

「一人暮らし??」
「そうですよ?」

なんだかやたら個人情報を聞き出そうとしてきます。

僕はこの時、どちらかというと恋愛沙汰になることを警戒していました。
口ぶりからするとIさんは30代前後。

毎日のようにゲームを一緒にしてくれるので、僕と同じくおそらく未婚だと推測していました。

以前、別のネトゲで言い寄られた経験のある僕は、Iさんも少しその傾向があるのかもしれないと思っていました。

Iさんセールスを始める

ある日、いつものようにゲームをしていると、他の友達が落ちて、Iさんと二人だけになるタイミングに。
二人でディスコードで通話することになりました。

「ねぇ、ちょっと話そう?」
「ちょっとだけなら…」

嫌な予感はしましたが、無下に断るわけにもいかないので少し話します。

「仕事きつくて?」
「大変ですよね?大丈夫ですか?」

「もうやめたい?」
「最近は転職も珍しくないし、思い切っちゃうのもアリかもしれないですよ?」

「うん?新一君は、将来に不安とかないの?」
「なくはないけど、今のところは大丈夫かな」

「でも病気とか事故とか急にあるかもしれないよ?」
「あーそれはこわいですね」

保険入ってる?」
「うーん、どうだろ?昔、親に入らされた気がするけど」

「えーそれはよくないよ」
「そうかもですねー」

「私保険ちょっとわかるから今度どこかで話さない?」

ここでIさんが保険のセールスレディだということが明らかになりました。

これは完全にターゲットにされている!
と思った僕はそれとなく断る方向に。

「あ、でも保険は大丈夫ですよ」
「でも、病気とか急になるものだから、絶対何かしら入った方がいいよ!

「はぁ、でもなぁ」
「私が合ってるの探してあげるから、一緒にいろいろ見てみよ!」

「いや、でも」
「事務所が〇〇にあるから、今度のお休みとかどう?」

「えーと、ちょっと忙しいんで…」
「じゃあいつ空いてる?

ボイスチャットって電話とは違っていきなり切ったりしづらいので、矢継ぎ早に来られるとなかなか断れないんですよね…。

とりあえず
「空いてそうな日を後日教える」
ということでその日は切り抜けることに。

Iさん保険を勧めまくる

Iさんとの一件があってから、ゲームをするのが億劫になる僕。
ディスコードにはテキストメッセージ機能があるのですが、そちらにも保険のことを書いてきます。

「こういう保険があるんだけどどう?」
「新一君若いけど、若い人でもこれだけ入ってるよ」
「一回話きいてもらうだけでいいよー」

テキストメッセージは無視でもいいんですが、他のネット友達との兼ね合いもあって、ゲームで顔を合わせざるを得ません。
そうなると気まずいし、断りづらくなります。

「いや、今はいいんで」
「ちょっと忙しくて会うのは難しいです」
「考えときますー」

このような言い訳で逃れていましたが、本当はきっぱり厳しく断っておくべきでしたね。

「新一君が保険に入らないで、もし病気になっちゃったら、私のせいになっちゃうから…」
もはやよくわからない論理で勧誘してくるIさん。

このような勧誘が4日連続で続き、僕は結局スプラトゥーンを引退

ディスコードは放置して、他のゲームに移ることで事なきを得ました。

ネット友達は年齢や職業を越えてコミュニケーションを取ることができるのが大きな魅力ですが、ともすればセールスや勧誘などもあるので、注意して付き合っていきたいものですね。