自殺行為を目前にした僕が、ネット友達との出逢いに救われた理由

マンドリル

こんにちは、アラサー男子のマンドリルです。
この記事は、3年前にブラック会社での生活に疲れ切りもう死ぬしかないと思いつめた時に、女性のネット友達の言葉に救われた話を綴ります。
重い話が続きますが、命の尊さを再認識できた出来事を真剣に書きますので、最後まで読んで頂けると幸いです。

自殺願望を抱くまで

私は新卒で入社した工場で、鬱屈とした想いを抱えながら働いていました。
毎日同じ作業の繰り返しの中に働く意義が見いだせず、悶々とした気持ちを抱く日々。
その感情は高まりに高まり、ついに転職する事を決めました。

転職先はオーダーメイド家具の提案営業の会社でした。
とにかくバリバリ働きたかった私は、異業種で創造力が活かせるこの会社を選びました。
しかし、その会社は超がつくほどのブラック会社だったのです。

毎日終電は当たり前、上司からのパワハラが酷く、上司は私を叱りつける度に書類の山を壁に投げつけました。
やがて、上司だけでなく同僚たちの目線も変わっていきました。
新人でさえ私の事を足で使うようになり、私の居場所はありませんでした。

今考えれば、そんな日々の中では死ぬことだけが免罪符の様に思えたのも当然の事だったかもしれません。
私は日夜、枕を涙で濡らしながら死ぬことだけを想起し続けました。

ネットゲームでの出逢い

仕事で辛い想いをしていましたが、長く続けて来られたのはネットゲームがあったからといっても過言ではありません。

私はリアルでは友人が少ないものの、ネットの世界にはたくさんの友達がいたのです。
その中の一人に、「ぱるちぇ」という女性のネット友達がいました。

彼女は私と同じようにブラック企業に勤務していたので、自然と心が通じ合い仲を深める事ができました。
彼女は私の傷口に寄り添いいつだって優しく接してくれたので、私は仕事を何とか続ける事ができたのです。

ぱるちぇがいなくなる

ぱるちぇとの対話が、すっかり人生の拠り所となっていた頃の事。
彼女は突然ネットの世界からいなくなりました。
私は自分に何も告げずにいなくなった彼女に、常に疑問を投げかけていました。

そして、彼女との関係により均衡を保っていた精神状態に偏りが生じ、希死念慮が圧倒的に強くなってきてしまったのです。
本格的に死への希求がはじまりました。

ネットで死に方を探し、練炭自殺か首吊りか飛び込みか選択を迫る所まできていました。
そして、私は遺書を書き、最後に大好きだったネットにアクセスして死のうと考えました。

最後のアクセス

ネットにアクセスすると大量のメールが届いていました。
全てぱるちぇによる物でした。
私の虚ろな目に光が一筋灯りました。

彼女がネットから消えた理由は、私と同様にブラック企業での無理が祟って鬱病になったからでした。

でも、彼女はそこから心身を奮い立たせて、自ら会社を起こす事にしたというのです。
そして、ネットに顔を出してみたら、私の姿がないことに気づき毎日メールを打ってくれていたとの事でした。

私の目からは自然と涙がこぼれました。
そして、新しい環境を自ら作り社会復帰に成功した彼女の強さに心を打たれました。

その瞬間、広い世界が私の中に広がっていくの感じたのです。
今の会社は、日本という小さな島国の小さな企業の一つに過ぎないんだと思えたのです。

私はぱるちぇに今までの事を洗いざらい打ち明けました。
彼女は真剣に向き合い話を聞いてくれたので、心を縛っていた鎖が取れていく感覚がしました。
もっと私は自分を大事にしてもいいんだと思えたのは、他でもない彼女のおかげです。

私は現在、転職をしホワイト企業に入社する事ができました。
人には無限の可能性があるんだと気付けて良かったと思います。

皆さんも、もし死にたくなったら世界は広いという事を騙されたと思って信じてみて下さい。
あなたが輝けるステージは必ず用意されているはずです。