九州人が「ネット友達秋葉原オフ」の幹事をしてみた(ロマンスあり)

shaopanda

こんにちは、四十路おっさんのshaopandaと申します。

もう20年近く前の話、まだネトゲがメジャーではなかった時代。

PS2のモンハン、バイオハザードアウトブレイクで仲良くなった皆様と、江戸でオフ会をした時のお話です。

あ、当時のハンネは「Aさん」でした。

何故九州人が江戸オフの主催・幹事やねん!の謎を解き明かします。

そして、とある事情で参加できなかったNさんとのロマンスが…

甘く切ないバカ話、お付き合いください。

発生~バイオハザードアウトブレイクでのゆかいな仲間たちとモンスターハンター~

2003年12月にPS2で発売された「バイオハザードアウトブレイク」通称BO。

それまで「バイオハザードシリーズはすべてプレイした」ことがあり「PC-FPSを少々たしなんでいた」私。

当然、フラゲしたうえで即日オンライン接続…とはいかず、当時提供されていた「MMBB」なるサービスの利用手続きが必要でした。

まぁ、コンシューマ機でできる程度の簡単なもので、気を取り直して接続。

…?

中身がよーわからんす。

当時全盛を誇っていた「2ちゃんねる」にて相談したりなんだりしているうちに、プレイ前から「ネット友達」量産という事態に。

素直に喜ばしい事と小躍りし、その人たちとプレイを重ねる日々となりました。

そんなある日。

ネトフレになったOさんが、プレイ後のチャットルームで「Aさん、モンスターハンター買う?」と突然。

「それ新しいゲームですか?」と、今となっては信じられない返答を返した私。

その時インしていた皆様からフルボッコにされました。

んで、調べて即予約してフラゲ。

晴れて接続…できねぇ。

公式アナウンスで「サーバ足りないの。ごめん。でも課金は止めないから」。

軽く暴動。

こちらも気づけば「ソロでモンフン1000個(当時のボックス上限)集める」「レウスの股で肉を焼く」「タル爆弾飛行最長不倒距離大会」等、充実した狩り生活を送りました。

咆哮~九州幹事@江戸~

そんなある日。

これまたOさんが「ねーみんなー。オフ会したくない?」
賛同しないものがあるはずもなく。

ゲームオフライン。
メッセンジャーオンライン。

全力で打ち合わせが始まりました。

当時のネトゲ、まだそれほどメジャーではなかったこともあり、濃い人たちが集まっていたわけで。

当然、行先というか行きたいところも濃度が高い選定となるわけで。

関東の方が多かったこともあり、「やっぱアキバでしょ」となるわけで。

当時の私は、お仕事の関係で2週に2回ほど江戸通いをしており、毎度のように秋葉原を訪れていました。

どのくらいかというと「@ほぉ~むカフェ に電話をしたら、行列をスルーして入れてもらえる」程度。

※実話です。

そういう話を前からしていたこともあり「幹事はAさんね。異論は認めない」。

いや満場一致は無いでしょうよ。
ちなみに言い出しっぺのOさんですが、関西圏在住ということもあり不参加となりました。

おい。

で、この時、北関東在住だったNさんも誘ってみたのですが、なんだか要領を得ず。

すると、PMが飛んできて。

「実はね。こんななの。」
車いすのAA。

即座に返したメッセージがこれでした。

「で?」

しばらく帰ってこない返信。

じっと待つ私。

「ありがと。」

指定難病で長距離移動が難しい事。

だからオフ会に行けない事。

だけど、みんなと一緒に楽しみたいこと。

色々話してくれました。

「じゃぁ、こっちから行くわー。無問題?」

またしばらくの無言。

堰を切ったように返信が流れてきました。

要約すると、歓迎・住所・オフ会後のスケジュール・案内したいところ・「Nさんを連れていきたいところ」。

「えー、私、北関東はよく知らないんですが。頑張ります。」

記憶~オフ会@秋葉原、そして北関東へ~

江戸でのオフ会前日、私は過去にないペースで仕事を片付け早めにホテルへ戻りました。

明日の会合に備え皆さんに連絡し、「明日の集合は私の頭部を見ればわかる」と伝えた後、Nさんにチャットで連絡。

Nさんの文体がいつもより軽やかだったのは気のせいでないと思っています。

翌日、品川駅。

こちらを見て、目線を外し、突き当りの壁まで歩き、私を見ている人に声をかける集団が。

後ほど聞くと、私は当時弁髪でして、それがスーツだとどうにも声をかけづらかったようです。

無事合流し、西口のアンミラにて自己紹介しつつ店員さんを笑わせる会。

その後秋葉原に移動し、当時はまだ珍しかったメイドカフェ巡り(ひよこ家と@ほぉ~むと他数件)、2時間ほど男女別コース(オサッシクダサイ)を挟み、焼き肉屋へGO。

そうとう話し込んだのを覚えていますが、内容は覚えていません。

いろんな職業の方がいらっしゃったのは記憶しています。

これは一生忘れないかと。

ネトゲ、凄い。

その日は22時半には解散し、各自家なりホテルなりへ戻り、その後持って行ってたPS2でしっかりモンハンしました。

翌日。

事前に仕込んでいた人2人と朝4時前に落ち合い、一路北関東へ。

到着後、予約していたレンタカーを借りて即移動。

Nさん宅直近(と言ってもそこそこ距離はある)のコンビニに到着し、すぐ電話。

行く日取り「午前中」とだけ伝えてあったので、半分寝てましたが無視。

準備が整う時刻を確認し、コンビニで作戦を練る我ら。

合流後はNさんオススメポイントを少し回り昼過ぎに帰宅、数時間ゲーム話や世間話をして解散。

駅まで2人を送り、レンタカーを返し、「私は駅前のホテルに直行」。

夢で終わらせない…

決意~A&N~

実は事前に「2日間の日程で伺います。初日は2人連れて行くね。ゲームの話しよ。」と打合せが済んでいたんです。

何故か?

「堰を切ったように」の時。

「好きかもしれない」って言われてたんです。
黙ってましたが。

初日と同じくレンタカーを借り、この日はちゃんと時間指定してNさん宅へ。

えーNさん。

若干気合入ったメイクはなんでしょうか。
目がうるうるしてるのは気のせいでしょうか。

お姫様抱っこで私の首にかけてる手の引き寄せ具合が昨日と違う気がしますが。

その日は、「秘宝館」に行きました。

館内、階段移動があったので、普通にひょいっと姫抱っこ。
館長さんの温かい目が忘れられません。

その後家に戻り、Nさんのお部屋でたらたらと。

眠くなったようで、コタツでスヤァとなるNさん。
なんとなく隣に潜り込む私。

じっと顔を見つめてたら、キスされました。
いやそのあのぼくこころのじゅんびがまだ。

本気になった女性って、積極的なんだと初めて知ったその日。

翌月の出張でも会ったのですが、その後私が関東に行くことが激減、ゲームをすることも減ってしまい、自然消滅。

悪いことしたかな、そのうち会えるかな、と思いつつ…

突破~A邂逅N~

時は2019年。

あれから月日も経ち、メイン機体はPS4。
サービスも増え、ネット友達と触れ合うのも容易になりました。

そして、バイオハザードRE:2が発売。

久しぶりにバイオハザードに触れました。

そして、何の気なしに、NさんのHNを検索。

おるやん。
生きとるやん。
ゲームしとるやん。

恐る恐るメッセージを投げてみる私。

音速で返信がありました。
あれ以降のこと、お互いの現況。

20年近く経つと、お互いおっさんおばちゃんになってましたw

涙腺も緩んでますね。

淡い想い出を少々引きずりながら、今でもチャットは続いています。

ゲームを通した会話だけですが、20年来の「繋がり」。

あ、他のネット友達も伝手で繋がりました。

こちらはオサーン会が開催されそうな勢いです。