KD
この記事は数年前にSNSでしか繋がりのなかった女性とフェス会場で出会った際の話を書きます。
年頃で趣味の合う二人の出会いから衝撃的なオチまで、是非楽しんでもらえればと思います!
SNS上でのつながり
私は音楽が趣味で自身でも音楽活動をしていたり、フェスやライブにも頻繁に参加しておりました。
また、その活動や参加したイベントをInstagramに投稿していました。
すると共通の趣味を持つ人からフォローされる事も増え始め、より精力的に自身の活動を投稿するようになりました。
しかし、元々SNSに興味のなかった私は、フォロワーが増えても特に何も気にしていませんでした。
強いて言えばたまに来る「いいね」に小さな喜びを感じる程度でした。
フェスでの何気ない投稿
そんなある日、私はとあるフェスに参加しました。
音楽フェスに参加された事のある人はご存知かもしれませんが、参加者の多くがその日に出演する中で各々好きなアーティストのTシャツやそのイベントのTシャツを着てフェスに参加しています。
もれなく私もそうなのですが、たまたま着たいシャツがなく、私はその日参加しないアーティストのTシャツを着てそのフェスに参加していました。
当然その日に出演していないアーティストなので同じアーティストのTシャツを着ている人はいません。
そんな中で私はそのフェスに参加している旨、また出演していないアーティストのTシャツを着ていて、誰とも被っていない旨を投稿しました。
そうすると、今までたまに「いいね」をくれるだけの関係であった女性から
「さっき見かけましたよ!」
とメッセージがきました。
「いいね」で小さな喜びを感じていた私からするとメッセージは様々なステップを一気に飛び越した気がして非常に高揚しました。
しかし、SNS上の付き合いはそんなものかもと思っていたのと、私自身顔をSNSで出していなかったので、あまり気にせず、すぐにやり取りは終わるだろう程度にメッセージの返信をしていました。
しかし、そのメッセージはその日だけでは終わりませんでした。
毎日のメッセージのやり取り
その日、家に帰宅してからも、数日たってからもメッセージは続きました。
私自身SNSでの出会いは経験がなかったので、いままでにない経験からとても楽しくやり取りしていた記憶が残っています。
普段あまり見ないInstagramをこまめに開いてはメッセージを確認する日々が続きました。
しかし、ここで一つの不安が出てきました。
それは話題に関してです。
最初は共通の趣味での会話であった為、話も弾み違和感なくメッセージのやり取りをしていました。
しかし、SNS上でのやり取りのみでお互い会ったこともない状況で、相手の個人的な情報を質問していいのか、話題に出してもいいものか非常に迷いました。
ただ、音楽の話だけではこのメッセージはいつか終わってしまいます。
いい年した大人が勇気を出して、職業や他の趣味等個人的な質問をする決心をしました。
それが僕に初めてのネット友達が出来た瞬間でもありました。
今まで通り、メッセージのやり取りは続き、文体も徐々にフランクになっていき、完全に友達のようなやり取りをするようになりました。
ネット友達のその先へ、衝撃の結末
かれこれ2か月ほどやり取りした時でしょうか、私の中で一つの欲求が目覚めました。
それは実際に会ってみたいという事です。
同じ趣味を持つ以上ばったりと会う事はありそうですが、中々そうもうまいこと行きません。
そこで私は食事に誘いました。
結果から言うとすぐには予定が合いませんでしたが、行こうという話になりました。
まだ会った事もない人と会うのが楽しみなのは初めてでした。
ところがある日事件が起こります。
何気ない会話の中で初めて出会った時の話になりました。
そこで私があのTシャツを着ていた事が、ネット友達を生むきっかけになってよかった、
「またあの黒い○○のシャツ着るね」
という話をした時でした。
すると、驚愕の返信が返ってきました。
「え、私見たの白いTシャツだよ。」
なんと初めてメッセージしてから約3ヶ月の間、人違いでメッセージをしていたのです。
もちろん会ったことないので人違いでも問題はないのですが、間違っていた気まずさもあり、会う約束はなくなり元のSNS上だけの繋がりに戻っていきました。
そこで私の初めてのネット友達の経験は幕を下ろしました(笑)