インスタで知り合ったネット友達に競馬を勧められ、貢いでしまった私

ミイコ

はじめまして、20代後半独身の女性ミイコと申します。

この記事では、今から3年ほど前に当時、結婚まで約束していた彼氏に振られ、途方に暮れていた時に知り合ったネット友達に勧められた競馬で借金を作ってしまった時のことをお話します。

同じ境遇の方がいらっしゃったら、参考にしていただきたいです。

ネット友達との出会い

わたしがネット友達と知り合ったのは、今から3年前、わたしが24歳の時でした。

当時、わたしには結婚を前提にお付き合いしていた彼氏がいましたが、

「他に好きな人が出来た」

と告げられ、あっさりと振られてしまいました。

毎日毎日、涙が止まらず、自分の辛い気持ちをインスタやツイッターに投稿する日々。
今思えば、相当ヤバイ奴だったと思います。

失恋がキッカケで、当時勤めていたアルバイトに行く気力も無くなってしまい、わたしは完全に実家暮らしのニートでした。

そんな生活も一ヶ月ほどすると、徐々に傷も癒え、わたしはだんだんと

「働かなきゃ、稼がなきゃ」

と思うようになりました。

しかし、思っていたよりも世の中甘くはなくて、当時のわたしが理想としていた給料に見合った仕事はなかなか見つかりません。
そんな時でした。

「楽して稼げる方法ないかなあ」

とインスタに投稿したわたしにネット友達AがDMを送ってきたのは。

「競馬ってやったことありますか?今は、UMAJOと言って、女の子も競馬に魅せられている時代ですよ。少額から始めることが出来て、万馬券を当てれば、一気に大金が入ってくるんですよ。」

といったものでした。

ネット友達とのやりとり

わたしは、この一通のDMが気になって仕方なくなっていました。

「少額っていくらのこと?」「大金てどれくらい?」と。

すぐさま、わたしは返信しました。

すると、見ず知らずのネット友達Aは、わたしにまず、競馬新聞をコンビニで買ってくるように指示。

言われるがまま、わたしはコンビニで300円ほどの競馬新聞を購入。
ここから、DMを通じて、競馬新聞の見方のレクチャーが始まりました。

馬の名前の下に書いてある記号の意味、馬の対戦成績、馬のレース前の最終調整結果など。
もともと、グラフなどを見ることが好きだったわたしは、あっという間にのめり込んでいました。

それと同時に、

「次のレースではこの馬が勝つんじゃないか?」

と予想をするようになってしまい、ついには馬券を買いたくなってしまっていました。

徐々に競馬に染まっていくわたし

馬券を買うには、各地にあるウインズに行くかネット投票が出来るのですが、さすがにわたしひとりでウインズに行く勇気はありませんでした。

しかし、ネット銀行の口座さえあれば、ネット投票が出来ると知ったわたしはすぐさま、ネット銀行を開設。
手はじめに1万円を入金し、とうとう馬券を買ってみることにしました。

ネット友達Aと知り合ってから、わずか5日ほどの出来事です。
競馬新聞を片手に予想しながら、次々に馬券を購入するわたし。

その日は、結局、1レースから最終レースまで全てやって、当初、入金した1万円は全て使い切りましたが、気づいてみれば、約2万円のプラス収支。
嬉しくて、楽しくてたまりませんでした。

それからというもの、ネット友達Aとは連絡を取らなくなってしまったものの、週末ともなれば、競馬三昧の日々。
10万円勝った日もあれば、7万円負けた日もありました。

こんな生活は、半年ほど続きました。

わたしを怒ってくれた友人

この頃のわたしは、毎週末、競馬に明け暮れていたので、すっかり友達とは遊ばなくなっていました。

競馬に染まる前までは、友達と遊びに行った写真などをインスタに投稿していましたが、そんなことも一切しなくなったわたし。
ついには、友達が心配して、わたしの家に押しかけてきました。

そこで、初めて競馬に明け暮れていることを話しました。

すると、友達は

「ミイコは、そんなことする子じゃなかったよ!一生懸命バイトして、わたしたちと旅行に行ったりする普通の子だったよ!」

涙ながらにわたしを叱ってくれました。

その一言で、目を覚ましたわたし。

気づけば、金融会社にも手を出し、借金を作るほど競馬に染まっていたこの半年間を深く反省しました。
この日以来、あれほどのめり込んでいた競馬をパッタリとやめ、就職活動をして、現在も借金を返済しながら、一生懸命働く日々です。

まだ、親のスネをかじり、実家暮らしですが、毎日、頑張っていると心から言える日々です。

あの時、出会ったネット友達Aには結果として貢いだ形にはなりましたが、わたしの人生を軌道修正してくれた友達には今でも頭が上がりません。